滋賀県守山市立守山南中で新学期が始まった直後に3年生のクラスを再編成することになった問題で、同市教育委員会は11日、当初10日に予定していた再編成を断念し、12日に延期したと発表した。確認作業に時間がかかっているためで、3年生は9~11日、昨年度のクラスで授業などを行った。
同中では始業式が予定されていた8日、配慮不足を理由に一度決まった3年生(11クラス、381人)のクラス編成を急きょ改めることになり、3年生は臨時休校となった。
その後、3年生の担当教員を中心に改めてクラス編成をやり直したが、生徒数が多く、生徒間の人間関係などを丁寧に確認するにはさらに時間がかかると判断したという。保護者や生徒には10日夜に延期を連絡。市教委が同中に職員を派遣し、編成作業を急いでいる。
市学校教育課の岡田伊津子課長は「生徒や保護者にはさらにご迷惑をかけて申し訳ない。学びやすい環境をしっかり整えてから再スタートを切るため、ご理解いただきたい」と話した。