世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」について、早稲田大学の田中愛治総長は23日、2024年度中に予定される第2回公募に申請する方針を明らかにした。早大は今月、学部横断の研究拠点「グローバルリサーチセンター」(GRC)を新設しており、今後、温室効果ガス削減や難民支援など地球規模の課題を解決する研究を推進する。
早稲田大の大隈講堂
田中総長は記者会見で、GRCの設置について「(卓越大の)申請に向けた軸となる。早稲田大学は日本社会の変革を
牽引(けんいん)
する覚悟だ」と述べた。
卓越大に認定されれば、政府が設置した大学ファンドの運用益を元に最長25年間助成を受けられる。23年の初回公募には早大を含む国私立10校が申請、東北大のみが認定候補に選ばれた。第2回公募には、東京大や筑波大も申請する方針を明らかにしている。