東京都港区は5月から、区立幼稚園全12園に、英語を話す外国人の「ネイティブティーチャー」を派遣する事業を始める。区によると、都内で初の取り組みだという。
東京都港区役所
区では、区立小学校で国際科の授業を行い、区立中学校で今年度からシンガポールへの修学旅行を実施するなど、国際理解教育に力を入れている。
今回は幼少期から英語や外国人に親しんでもらい、そういった教育へつなげるのが狙い。これまで高輪幼稚園と麻布幼稚園で試行したところ、幼児がティーチャーに積極的に関わろうとし、保護者からも「子どもが英語を楽しんでいる」との評価があったという。
今年度からは全園へ拡大し、週3日、1日6時間派遣する。園児たちは、ままごとやゲームなどでティーチャーと接しながら、英語に触れていくとしている。