川崎市が、子どもたちに人気の「うんこドリル」シリーズを発行する文響社(東京都)と協力し、子どもの権利について学べる冊子を作成した。
「うんこドリル」とコラボして作られた冊子の表紙 (c)Y.F/BKS
市は2001年、全国の自治体に先駆けて子どもの権利を前面に打ち出した「市子どもの権利に関する条例」を施行。さらに条例を啓発しようと、今回の冊子の作成を決めた。
A5サイズの全20ページで、2万部を発行。同ドリルで有名な「うんこ先生」が子どもの権利についてクイズ形式で出題。「条例で守られる権利はどっち?」などの問いに答えていくことで、条例の内容が理解できるようになっている。
7月中に3回にわたってお披露目イベントを開催し、参加者がドリルの問題にチャレンジする。ドリルの配布も行うという。初回のイベントは7月1日、よみうりランド(川崎市など)で市PTA連絡協議会が開催する「PTAサマーフェスティバル」で実施予定だ。
市青少年支援室の佐藤直子青少年育成・子どもの権利担当課長は「子どもだけでなく、幅広い世代がこのドリルを使って、子どもの権利について理解を深めるきっかけになればいい」と話している。