新潟県教育委員会は1日、2025年度採用の公立校教員の追加募集を行うと発表した。志願者数が少なく、採用予定人数を確保できない恐れがあるためで、11月下旬に初実施となる秋選考を予定している。

 県教委によると、追加募集の対象は、中学・高校(国語、英語)と小学校、特別支援学校。一部で志願者数が採用予定人数に達しておらず、それ以外でも今後の辞退状況によっては不足が懸念されるという。

 特に中学・高校の国語の応募状況が深刻で、55人の採用予定に対し、出願は27人にとどまった。英語の志願者数も採用予定人数より2人少ない38人だった。志願者数が採用予定人数を下回る事態は今回が初めてという。

 実施要項は9月上旬に県ホームページで公開する。現在行われている本選考の不合格者も応募できる。県教委の担当者は「少しでも迷っている人は、積極的にチャレンジしてほしい」と話している。