東北学院大学(仙台市)は、職員が使用していた業務用パソコンが外部から不正アクセスを受け、学生の氏名や成績情報など計7085件の個人情報が漏えいしたと発表した。現時点で情報流出による被害は確認されていないという。

 6日の発表では、卒業生を含む学生3490人分の氏名やメールアドレスなどが漏えい。うち3071人は2023年度の1科目の成績情報も含まれていた。教職員の氏名など3476件、システムに関わる外部企業41社119人の氏名なども流出した。

 同大によると、9月7日にパソコンが身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」に感染し、共有ドライブからデータが不正にダウンロードされた。9日に判明し、被害にあったパソコンをネットワークから隔離するなどの対応をとったという。

 同大は今月8日までに対象者に連絡して説明する。今後、技術的な対策や注意喚起などを行い、再発防止を徹底するとしている。