川崎市教育委員会は10日、市立中学計7校で3年生の総授業数が不足する見込みと発表した。先月、宮崎中(宮前区)で年間基準時間に及ばないことが判明し、全市立学校を調査した。不足分は、3月に授業時間を追加するなどして補うという。
川崎市
発表によると、宮崎中以外で授業の不足が判明したのは、玉川中(中原区)、西高津中(高津区)、有馬中(宮前区)、宮前平中(同区)、稲田中(多摩区)、菅中(同区)の6校。
学習指導要領では、中学校の授業は50分単位で年間1015コマ以上と規定されているが、7校では生徒の部活動や個人面談の時間などを確保するため、一部の授業を45分に短縮。このため、4~19コマ相当の不足が生じたという。
市教委指導課の山本直担当課長は「45分授業にすることは問題ないが、量が多過ぎた」と説明した。
