大阪府教育庁は4日、私立高校などの授業料無償化制度で、2025年度から府内の通信制2校が制度の対象に加わると発表した。対象校は計157校になる。

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 新たに加わるのは、近畿大阪高と東朋学園高。今年度で閉校予定などの3校は対象から外れ、府内の対象校は全日制93校、通信制13校、専修学校・各種学校26校となる。府外の対象校の数は変わらず、滋賀県が1校、京都府が3校、兵庫県が6校、奈良県が3校、和歌山県が12校。

 同制度は府が10年度に始めた。24年度から3年生の所得制限を撤廃し、26年度は全学年に拡大する。